じっと聞けない子供に英語の読み聞かせをする3つの効果的な方法

じっと聞けない子供に英語の読み聞かせをする3つの効果的な方法

じっと聞けるようになります!

1ヶ月で効果を実感!
息子(10ヶ月)がじっと座って聞くように!

 日本語でも英語でもとにかく発話や国語・英語の基礎力が付くと言われる読み聞かせの大切さはご存知の通りかと思います。
でも、親がいくらやる気があっても、子供がじっと聞いてくれない、という悩みを持つお母さんは多いのではないでしょうか。私の息子も遊びたい盛りで読み聞かせを聞くどころか、そもそもじっと座る事すら難しい状況でした。
息子が5ヶ月頃から読み聞かせを始めましたが、集中力が無くすぐにどこかへ行ってしまったり、本を掴んでカミカミすることに夢中になったり、全く聞いていませんでした。
まだ早いのかな、と一時期読み聞かせをほとんどしていませんでしたが、おすわりも出来るようになり再度挑戦!しかし状況は全く変らず。遊びたい、動きたい盛りでじっと座ってなんていられません。

 でもここで諦めたらまた前と同じ・・・そこで色々本を読んだり試行錯誤を繰り返し、今では(息子10ヶ月)5〜10分程度、4~5冊の本を聞いていられるようになりました。(もちろん日によっては聞けない日もあるし、他のおもちゃをなめなめしながら聞いていることも有りますが・・)

私が実践し、効果がでた方法をご紹介します。

その1:3方向安定法

一つ目は姿勢です。

この方法は、母親が座って足を開き、同じ方向を向いた子供を股に挟むというとっても簡単な方法です。

本を子供の目線の先に置きよく見えるようにします。子供も本が見えやすく耳元でお母さんの声がするので安心して聞く事が出来ます。

この方法は、14歳で息子がカナダのギフテッドに認定された大川翔君のお母さん、栄美子さんの著書『9歳までに地頭を鍛える37の秘訣』※のなかで紹介されていました。なお、この栄美子さんも幼児期からの読み聞かせをとても重要視していた事を著書で語っています。

本では斜め前に鏡をおいて、子供の表情を見ることを薦めていましたが私は時々覗き込み表情を見ていました。そして慣れて来てある程度落ち着いて聞けるようになると向かい合って表情を見ながら本を読めるようになりました。

この方法が良いのは、じっと座る練習になる事です。これから成長して勉強でも何でも取り組む時に大抵は、まずはじっと座ることから始めなければいけません。この方法で集中してじっと座る練習をしておけば、幼稚園や小学校に行き始めてからもすぐに集中して取り組めたりスムーズに集団行動に参加出来ると思います。

『9歳までに地頭を鍛える37の秘訣』大川栄美子 

 

9歳までに地頭を鍛える!  37の秘訣

9歳までに地頭を鍛える! 37の秘訣

  • 作者:大川 栄美子
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2015/08/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 その2:お気に入りの本をひたすら探す

 

最初は読み聞かせをしても全く聞いていられなかった息子。大抵1ページ目の2行~3行目でもう興味は違うほうへ・・・その度がっくりとなっていましたが、根気づよく色々な本を試しに読んでいると、ある時、他の本より明らかに長く聞いている本がありました。といっても最初は2~3ページ。

でもきっとこの本が好きなんだと思い、本を読む前に2冊の本を見せどちらがいい?と聞いてみました。すると大抵その本を選ぶのです。まずは真似ごとでもいいので自分で選ばせ、その本を読み聞かせるうちに、他の本は最後まで読めないのに、なぜかその本だけは最後まで聞けるようになりました。

その本は、「ノンタンのサンタクロースだよ」です。絵の輪郭線が太く文章はリズムがあり、長過ぎないところが良いのだと思います。ノンタンシリーズを図書館で借りて試すと、中には全く興味を示さないのもありましたが、やはり他の本より長く聞いていられる事が多く、好みが分かった瞬間でした。

この発見をしてからは、ただがむしゃらに根気づよく何度も読むというより、この本は好きなのかな~と良く観察するようになりました。そして全く端にも棒にも引っかからない本は、きっとまだ早いのかな、(絵が複雑すぎる、文章が多すぎる、1文が長くリズムが悪いなど・・)と潔く諦めいろんな本を試してみるようになりました。

というのも、読み聞かせ初心者の私は、つい自分も楽しめそうな本を選んでしまい、結果少し内容の難しい本も選んでしまっていたことに気付いたからです。最初から少し難しくても、子供にも良いかもしれないと、背伸びをしていたのが、実は良くなかったのだと思います。やはり月齢に併せて、段階的にまずは幼児向け絵本よりも赤ちゃん絵本から入るというように、徐々に進めて行くのが良いと思います。英語本は特にその点に注意し、最初は本当に1ページ3~5ワードの本当に簡単なものから始めた方が良いです。

そして、色々な本を試してみて、もし他の本よりも興味を示す本が見つかったら、何度でも読み聞かせてあげます。子供は好きなものは何度でも聞きたいのです。大人は飽きますが何度も読むうちに最後まで聞いていられるようになります。

 

ノンタン! サンタクロースだよ (ノンタン あそぼうよ7)

ノンタン! サンタクロースだよ (ノンタン あそぼうよ7)

  • 作者:キヨノ サチコ
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 1978/11
  • メディア: ボードブック
 

 その3:強制リスニング!?おんぶで読み聞かせ

うちの子は凄くアクティブです。それは良い事なのですが、とてもじっと座ってられません。

夜の寝かせつけでも、よく育児本などでお布団に入って本を読むことが入眠儀式として紹介されていますが、そんな事到底無理でした。横に寝かせたとたんに起き上がってハイハイし始めてしまいます。とても寝かしつけるための読み聞かせはできません。しかし、そのうち大きくなって自分で布団に入れるようになった時、寝る前の読書タイムを習慣にしておきたいと思って考えたのが、おんぶしたまま読み聞かせです。

おんぶしながら、片手で絵本を子供の目線の先に持って行きます。寝かしつけでもあるので、ゆらゆら揺れたり、ゆっくり歩きながら読んでいます。

おんぶしたままだと、普段の読み聞かせではとても最後まで聞けない様な少し長い本も読めるといるメリットが有ります。これは簡単な本でしかも同じ本の繰り返しで単調になりがちな読み聞かせに、子供にとっても親にとっても刺激を加えられます。

少し長めの本だと出てくる単語や表現の幅が広がるし、なんと言ってもストーリーが複雑になり読んでいる親が楽しめます。

このおんぶで読み聞かせのために図書館で本を借りる時、子供の好きそうな短い本と一緒に1~2冊、少し長めの本も借りるようにしました。これは自分の好みで良いと思います。親が読む事を楽しむ事も長い育児においてとっても大切だと思います。

我が家はだいたい15分~長いときで30分程度で寝てくれます。全く寝ないときは諦めてそのままおんぶしたまま家事をするか、いったん置いて少し遊ばせてからまたトライします。ちなみに前抱き抱っこだと目線の先に絵本がもってこれないのでおんぶが良いです。

根気づよく、継続にまさるものなし

読み聞かせの効果的な3つの方法、いかがでしたでしょうか。今回は英語に特化した内容というより、英語日本語に共通した話でした。

英語日本語に限らず、読み聞かせに大切な事は「根気強く続ける事」だと思います。

私も全く聞かない我が子に一度は挫折しました。でもまた始めてから根気づよく続けるうちに、少しずつじっと座って聞ける時間が長くなってきました。もちろん日によってもムラが有りまだまだですが。

よく、毎日どれくらい読み聞かせをするのがいいのか、という疑問を目にします。これと言った正解は無いと思いますが、私は、きっちり決めている訳では有りませんが、朝昼晩の1日3回を目標にしています。なかなか時間が取れないと思っている方もいらっしゃるかも知れませんが、1回10分程度ですので、1日たった30分と思えばそんなに負担にならないと思います。

最初はすぐに飽きてじっと聞いてられないお子さんもいらっしゃると思いますが、ぜひ根気強く続けてみてください。私は1ヶ月くらいで変化が見え始めましたよ!!

ちなみに、英語と日本語の本の配分は今の所(息子10ヶ月)3:7くらいで日本語がメインです。

先に英語を読んでその後日本語の本を読んでいます。この辺の配分はまた別の機会にご紹介したいと思います。